


不眠って、寝てない事だけを言うんじゃなくて、
あずーるみたいに寝ても途中で目覚めたり寝つきが悪かったり、
たくさん寝ても疲れがとれなかったりする事を総称して不眠って言ったりするんだよ。

現代病と言われる『不眠』の原因や状態とは?
現代では睡眠不足や不眠に悩む人が多く、5人に1人は睡眠に対して悩みを抱えているとも言われています。
※1日の内4~5時間くらいの睡眠で日中にダルさや疲労感を感じるのは当たり前で、それはただの『睡眠不足』となりますが、
寝る時間をたくさん確保していても、何らかの原因によって睡眠が不足する事や眠りの質が悪くて心身にとって良くない症状がでる事を『不眠症』と言います。
睡眠の悩みは今自分が置かれている状況や環境、自分の状態など、睡眠不足や不眠になる理由の背景には様々なモノがあり、
それが、スマートフォンやパソコンなどの『インターネットの普及』や、『テレビの過度な情報』『飽食』『運動不足』『過労』『人間関係の悩み』などがそれに当たります。
生活環境や習慣によって不眠や睡眠不足に悩まされている人が多い時代になっています。
その睡眠不足や不眠とはいったいどういう状態なのか?
睡眠不足や不眠の状態には種類がある
睡眠不足は名前の通り、仕事や生活などが忙し過ぎたり、不眠や病気など様々な理由により睡眠時間が足りず、充分な睡眠がとれていない状態です。
そして、その睡眠不足の主な原因は生活習慣や環境による影響が多く、
睡眠不足を解消しようとするなら環境や習慣、根本的な不眠状態を改善する事が重要となります。
不眠には4つのタイプがある
一概に不眠と言っても、不眠の状態は人それぞれあり、主に4つのタイプがあります。
【入眠障害】
ベッドや布団に入ってもなかなか寝つきにくく、眠りに入るまで1時間近くかかってしまう。
生活が不規則であったり、寝る前に考え事や悩み事をし過ぎていたり、眠りに就く時間が長くなれば長くなるほど焦ったりして入眠できにくく不眠の悪循環にもなってしまう状態。
不眠でもっとも多いと言われているタイプです。
【中途覚醒】
眠りに入っても夜中に目が覚めやすく、目が覚めた後また眠りに入ろうとしてもなかなか寝付けない事もある。
夜間の頻尿や体内時計の乱れ、他にも身体は疲れて眠っていたとしても、ストレスや環境、就寝前の行動などで自律神経の切り替えが上手く行えていない場合は脳が深い睡眠に入りにくく中途覚醒しやすくなります。
【早朝覚醒】
起きるはずの予定時刻より早く目が覚めてしまい、それから寝れなくなり睡眠が不足してしまいやすくなる。
加齢により必要な睡眠時間が減る場合もあるので、日中に眠気やダルさを感じなければ良いが、眠たいのに早く目覚めて寝れなくなった場合で、日中に辛い眠気を感じる場合は早朝覚醒タイプの不眠状態の可能性があります。
体内時計の乱れや運動不足による日中の身体活動の低下、就寝環境や加齢など様々理由で起こりやすくなります。
【熟眠障害】
これは中途覚醒もせず睡眠時間をたくさんとったにも関わらず、熟睡感が得られず疲労感が抜けない状態。
これも中途覚醒と同じように身体は疲れて寝ているが脳の一部は覚醒状態で、いわゆる浅い睡眠を繰り返しているため寝ていても疲労感が抜けずに寝起きはもちろん、日中に眠気やダルさを感じたりします。
種類別に分けるとこれらが不眠と言われる状態です。
不眠になる主な原因
- 【生活環境】
温度や湿度、寝具、照明、外部の騒音などによるもの - 【心や精神の状態】
仕事やプライベートなどの悩みやイライラ、緊張が続いてる状態など精神的なストレス - 【身体の状態】
身体の痛みや痒み、夜間の頻尿など - 【生活習慣】
カフェインやアルコールの摂取、喫煙や運動不足、薬の作用など
病名がつかない健康的な状態であっても、これらが主な原因となり、自律神経の乱れやメラトニンなどのホルモンバランスを乱してしまい、脳が覚醒状態になりやすく不眠を招きます。
不眠症による影響とは?睡眠の質や時間が不足するとどうなるのか?
睡眠時間が少なければ脳や身体だけでなく、心にも影響がでてしまいます。
疲労感が抜けずに心身ともストレスがたまりやすい
脳や身体を休息させることが出来ず疲労感が抜けないため、物事に対する意欲や判断力、集中力や思考能力までもが低下してしまい、仕事や生活に影響を及ぼしてストレスがたまりやすくなる。
全身の修復機能や再生機能が低下する
細胞や内臓器官、皮膚や筋肉など全ての身体機能の修復や再生が行いにくくなるため、それが炎症や老化に繋がり肌荒れやシワやくすみなどができやすく、健康面だけでなく美容にも悪影響が出てしまう。
脳の認知機能が低下する
脳の老廃物が排出されにくくなり認知機能が低下してしまうため、物覚えが悪く物忘れが増え、無気力になったりうつ病やアルツハイマーにも繋がりやすくなります。
身体機能が全般的に低下してしまう
内臓機能や代謝能力も下がり、免疫力が低下、自律神経やホルモンのバランスも乱してしまうため、
不眠の悪循環サイクルから抜け出しにくく風邪など病気に対しての抵抗力が下がってしまいます。
脂肪が蓄積されやすくなる
ダイエットは食事や運動だけをちゃんとしていればいい訳でなく、ストレス対策や睡眠の質を上げることもダイエットにかなり影響します。 質の良い睡眠はとれているでしょうか?人は一生のうちの約3分の1を睡眠に費やしていると言[…]
睡眠時間が長ければ良い訳ではない!
もし睡眠時間を7~8時間確保していたとしても【睡眠の質】が悪ければ睡眠時間が少ないのと同じように、
脳の休息が行えず認知機能や身体機能が低下してしまい、上記の不眠症と同じような状態になりやすくなってしまいます。