ファスティングや食事制限などダイエットに関わる方法はたくさんありますが、
今回はカロリー制限や糖質制限の簡単な特徴、効果的な食事制限方法、そして食事制限とファスティングとの違い、ファスティングの本来の目的について。
ファスティングと食事制限ダイエットの違い、それぞれの効果や特徴について
食事制限ダイエットでは多種多様なやり方がありますが、有名なものではカロリー制限や糖質制限などがよくありますね。
カロリー制限ダイエットの特徴
カロリー制限は、1日の総消費カロリーより摂取カロリーを減らす事が基本で、
食べ方にさえ気を付けていれば自ずと結果的には痩せてきます。
太る原因はカロリー過多でありカロリー制限がいちばん確実で効果的です。
しかし、長期的なカロリーの制限は制限量や食事の内容などやり方によってはエネルギーが不足しやすく、
数週間続けるとホメオスタシスの働きによって停滞期に入り一時的に基礎代謝が下がり脂肪燃焼させにくい状態になってしまいます。
停滞期になりにくい方法や抜け出す方法についてはこちら
カロリー制限を効果的に行い体脂肪を減らしやすくする方法
糖質制限ダイエットの特徴
糖質制限は名前の通り糖質を制限する事です。
これは人によりますが、日本人は基本的に炭水化物の摂取が多く、その分タンパク質などの摂取が少なくなりがちと言われています。
タンパク質の摂取量が増えやすく、
食欲を抑えられ総摂取カロリーが減ったり、
筋肉量も維持したり増やしたりしやすくなるため、
緩やかな糖質制限は健康にもダイエットにも効果的です。
しかし、やはり極端な糖質制限は体によくないです。
ダイエットどころか免疫力の低下や炎症、テストステロンや甲状腺ホルモン分泌の低下でイライラや気疲れなど精神的な疲れにも繋がります。
カロリー制限よりはなりにくいが、停滞期にもなります。
調整が難しいですが、糖質制限の効果を高めるなら軽い糖質制限にして栄養のバランスを保って行う方が身体には良いです。
何事もバランスが大事です。
ファスティングのメリットとデメリットについてはこちら
ファスティングダイエットでも栄養不足になる
ファスティングは断食なので、もちろん断食中は栄養が不足します。
しかし、糖質制限もカロリー制限も基本的には長期的に行う事が多く、
ファスティングとの違いとしては、ファスティングは短期で行う事です。
短期的に行うため低代謝モード(ホメオスタシス機能)が働く前に終わります。
ファスティング期間中も体内の貯蓄エネルギーを使って活動を行うので、入ってくる栄養の不足はありますが、一時的なダイエット効果は高いです。
ただし、
ファスティングでは酵素ドリンクを摂取する
ファスティングは短期間の中でも良質な酵素ドリンクを使用して行う事で最低限のエネルギーを得て代謝活動を行います。
良質な酵素ドリンクは発酵されたもので体内で酵素を作り出してくれる酵母菌や、ビタミン、ミネラルなど代謝に必要な栄養素をしっかりと含んでいます。
断食期においても脂肪を燃やしたり体内に貯まった老廃物を排泄したりするのにはエネルギーが必要であり、
その最低限のエネルギー摂取を酵素ドリンクから摂取する事で身体への負担を最小限に減らしてファスティングを行う事で断食期でも代謝しやすい状態を維持できます。
食事制限とファスティングの大きな違いは短期と長期の違いです。
- カロリー制限はダイエットの王道ですが、長期的に行うため停滞期に入りやすい。制限を緩やかにすれば回避しやすく身体への負担も少ない。
- 糖質制限も長期的に行う事で停滞期に入る。
軽い糖質制限であればタンパク質の摂取も増えて痩せやすく健康的!極度の糖質制限は糖質不足で元気ホルモンが減って不健康。 - ファスティングは短期的であるがリバウンドしやすい。目的がダイエットではなく、心と身体のお掃除。
違いはあるものの、どれも極端にならずに続ければ確実にダイエットできます。
が、大きく違うところがあります。
ファスティングの本来の目的はダイエットではない
ファスティングの真骨頂とも言えるのですが、ファスティングは心や身体を整えて健康にする方法であり、ダイエット効果は心身を整えて健康になる延長線で得られるものです。
断食をするのでファスティング終了後は食へのありがたさを感じる事ができ、疲れていた五感が元気になり物事の変化や、感覚として自分の状態に気付きやすくなります。
五感が整って人が持つ本来の微細な感覚に気付けるって理想です。
ファスティングは何度か続ける事で食事や身体、健康に対する知識や考えなどが備わり心にも変化がでてくる。
それが普段の食生活や行動に影響を与え、健康的な生活がダイエット効果をもつようになり最終的には痩せやすい、そして太りにくい体質に変わりやすくなるのです。
ファスティングと食事制限の違い&ファスティング効果のまとめ
・食事制限は長期的でファスティングは短期間で行う
・ファスティングは短期間であるためホメオスタシス機能は働きにくい
・ファスティング後は内臓の働きが活発になり代謝能力が上がる
・断食期は酵素ドリンクの栄養がエネルギーに変わる
・食事や健康に対する内面からの変化による影響で、痩せやすく健康的な体質になる
・ファスティングの目的はダイエットではなく、内臓の休息と五感を研ぎ澄ます事にある。その延長線にダイエット効果がある。
ファスティング本来の目的は内臓の休息であり、ダイエットはその延長線上にあるものなので食事制限と大きく違うところは【行う期間】と【目的】です。
もちろん食事制限にもダイエットだけでなく健康のために行うものもありますが、ファスティングは制限ではなく食を断つ事!
で内臓を休ませて心身共に整える方法です。
そのため、長期的な食事制限ダイエットと違って痩せにくい体質になる可能性は少ないです。
効率よく痩せやすくなるためにはどうしたら良い?
【ローマは1日にしてならず】
有名な言葉ですが、あれだけの素晴らしい国は長い年月をかけてつくられたのです。
身体も同じでダイエットをはじめたからと言ってすぐに変化はできません。
極度の食事制限で減ることはあっても、それは体内の水分や老廃物がなくなったために痩せた一時期だけのものです。
長い目で見て身体をゆっくりと変化をさせる事でモチベーションも下がりにくくダイエットを成功させてくれます。
痩せやすくするには簡単にする
糖質制限でもカロリー制限でも方法としては1つ!
のんびりとゆるやかに体重を落とすことです。
カロリー制限の場合
1日の総消費カロリーの10%~15%程度の量を減らしながら様子を見て停滞期に入らない程度の割合でカロリーを制限する。
少し減らす程度にして楽に行うのが心にも身体にも良いです。
糖質制限の場合
これによると、
- タンパク質13%~20%
- 脂質20%~30%
- 炭水化物50%~65%
と、なっています。
日本人は糖質(炭水化物)を多く摂取する傾向があるため、炭水化物は40%~50%程度に留める気持ちでダイエットを行い、その分タンパク質量を増やして様子を見るといいですね。
糖質制限をする!
と言う意識を、
タンパク質量を増やす、糖質をタンパク質に置き換える、と言う意識にすると気持ちが楽かもしれません。
たとえ糖質を40%にしたとしても、1日に食パン2~3枚減らす程度なので、このくらいなら制限があってもクリアできそうですね。
ファスティング
このファスティングの場合は準備期と断食期と回復期をしっかり設けること。
どの期間中も酵素ドリンクは摂取して代謝に必要な栄養は補う。
はじめは、
- 準備期間を1日~2日
- 断食期間を1日
- 回復期間を2日
くらいにしてみるとやりやすくファスティングの目標達成しやすいです。
カロリー制限も糖質制限もファスティングも、どれも効果は高く極端にならなければ健康的なダイエット方法であるため、どれが自分に合うのか?
正しいやり方を学んで取り組み、様子を見ながら自分に合う方法を探してみるのがいいですね。