ダイエットでは、
- 『運動』
- 『睡眠』
- 『食べ物の内容』
- 『食べ方』
- 『食べるタイミング』
- 『ストレスを減らす』
などなど、ダイエットするための環境作りはとても必要なことですが、
『食事の量(カロリー摂取量)のコントロール』
これもダイエットにおいてかなり重要となります!
しかし、
その食事量を抑える事(コントロールする事)が重要にも関わらず、それがなかなかできないのがダイエットの辛いとこで、
自分でも気付かないうちにたくさん食べてしまっている事もあるかと思います。
と、言うことで、
今回は、
- ダイエットしたいのになぜ食事量を減らせないのか?
- 気付いたら太っている(食べ過ぎている)のはなぜか?
などについて。
『底なしスープ実験』で分かる!食事量を減らせない理由について
食べる量を減らせば痩せやすい!(ホルモンバランスがある程度整っていれば)
と言う事はもうみんな知っていると思いますが、
人々の歴史や遥か昔の時代では、食料難で食べる事が今みたいにままならない時代が長く、
飢餓に苦しんだ記憶が遺伝子レベルで刻み込まれていると言われていますが、、、
今の時代はどうでしょうか?
安価な食品がいつでもどこでも手に入れる事ができる飽食の時代であり、
それが食事量を減らせない1つ原因です。
ダイエットしているのに痩せない理由についてはこちらも参照↓
ダイエットを頑張っているのになかなか痩せない、、、そんな経験をした事はないでしょうか?1度はダイエットをしようと挑戦した人はたくさんいると思います。その中でも、・ダイエットに成功してる人・なかなか結果がで[…]
ブライアン・ワンシンクの『底なしスープ』実験で分かる食心理学!
「ご飯を食べ終えるのはいつ?」
と聞かれたら、
きっと、『お腹が満たされた時』と、答える人が多いかと思います。
しかし、現代の飽食と言われる国で育っている人がご飯を食べ終えるのは、必ずしもお腹が満たされた時ではない!と言う事実もあります。
これはフードサイコロジストとして有名な、コーネル大学のブライアン・ワンシンクさんの『底なしスープ』の実験です。
- 『テーブル』と『スープの入っているお皿』に細工をしてチューブを繋げる
- チューブを通してスープがお皿に少しずつ注ぎ足されるようにする
- 被験者を『普通のお皿のスープ』を飲む人と上記の『底なし皿のスープ』を飲んでもらう人に分かれて飲んでもらう
と、言う実験で(お皿の見た目は全て同じで、被験者はお皿に細工をしていることを知らないです)、
細工を施したスープ皿は飲んでも飲んでもスープが少しずつ注ぎ足されるので、いつまで経ってもなくならない底なしスープと言うことになります。
底なしスープの実験結果
そして、実験結果、、、
細工をした『底なしスープ皿で飲んだ人』は、普通のスープ皿で飲んだ被験者よりも70%以上も多くスープを飲んでいるのに、
満腹度は普通のスープ皿を飲んだ人達も同じ程度でした。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/15761167/
分かりやすく例えて言うなら、、、
- 普通のスープ皿では500mlで満腹を感じた
ですが、
- 底なしスープ皿では850ml以上で満腹を感じた
と言う事です。
多い人は1L以上も飲めるような人がいたそうです。
更に!!
底なしスープで大量に飲んでいたにもかかわらず、普通の皿で飲んだ人達よりもたくさん飲んだ!
と、言う自覚がなかったそうです。
この実験を見て分かることは、人はお腹が満たされた時ではなく、
お腹は満たされていても、たとえ食べる必要がなくても、
目の前に食べ物があれば食べてしまいやすく、あればあるほど食べ過ぎてしまう習性があります。
そして、
と言うことです。
そのため、人は
- 限界を越えてお腹がパンパンになった
- 目の前の料理を完全に食べ終えた
このような時に食べ終える事が多いと言う事で、これが食事量を減らせない主な原因のひとつです。
気付いたら太っているのはなぜ?
気付いたら太っている理由は様々ですが、
環境も変わらず、普段通り食事をしているのに太るのは何でだろう?
となった事がある人は要注意です!!
人は食べ物を食べないと太ることができないと考えれば、普段通りの食事をしているのが実は勘違いと言うこともあり、
ブライアン・ワンシンクさんの底なしスープの実験のように、
自分でも気付かないうちに多く食べてしまっている!と言う証拠にもなります。
しかし!!
ここで逆転の発想で、
- 普段と同じ量を食べているつもりでも、気付かないうちにいつもより多く食べてしまっている、、、
と言う事があるなら、
- 普段と同じ量を食べているつもりでも、気付かないうちにいつもより少なく食べる、、、
と言うことが可能と考える事ができます。
我慢して食事量を減らすとストレスになってかえって太る原因になったり、過食してしまったりもしてしまいますが、
食べる量が少ない事に気付かなければ、食事量を減らす事を苦痛に感じることがなくなり、我慢せずに食事量を簡単に減らせると言うことにもなります。
食心理学を応用して、食事量を簡単に減らすダイエット方法
これは心理学を使ったダイエット方法で、詳しくは下記の関連記事に記載しているのですが、
- 食事の量を10~20%程少なく盛り付ける
- 料理は小出しせず、一気に揃えてから食べる
- 食事を終えるまでは食器などを片付けないようにする
などなど、、食事量を然り気無く簡単に減らす方法はたくさんあります↓
前回の記事でも書いたのですが、人は無意識の間に知らず知らずのうちに、つい食べ過ぎていることがあります。それが無意識の幅と言うもので、満腹感と言う感覚だけではなく視覚によっても左右されています。詳しくはこちらの記事を参照↓[…]
食心理学ではないですが、普通に水分の摂取でもお腹が膨らむので、食事量を減らすのには最適です。
良ければ参考にしてみて下さい↓
普段の生活ではもちろん、『ダイエット』や『プチ断食』『ファスティング』を実践している時の水分補給はとても大切と言われていますが、中には水分をたくさん摂ると浮腫み(ムクミ)の原因になったりして水太りするんじゃない?と、心配する[…]
食事量を減らせない理由まとめ
食事量を減らせないのは飽食の時代で、目の前にあるものを全部食べようとしてしまい、
『残したら駄目!食べなければいけない!』
と言う心理からきているものもあるため、
目の前の食事量を減らしても気付きにくく満足度が変わらない量(10~20%程度)の食事量に設定し、
減らした事が分かりにくいように、食器も少し小さめの器にする事で満足度が変わらず食事量を減らせるかと思います。
食心理学を使ったダイエットも簡単で行いやすいですが、ダイエットにはプチ断食もオススメなので、良ければこちらも参照してみて下さい♪↓
プチ断食と言えば、半日断食とか、1週間のうちに何も食べない日を1日作るとかありますが、、、あずーる待って!!まるまる1日何も食べない状態ってプチじゃなくて、普通に断食のような気がするけど、、、[…]