- イライラする
- 頭がボーッとして眠気に襲われる
- 倦怠感や頭痛
- カタボリック
- 食事を我慢するのがストレス
- 便秘になる
など、ファスティング実践中はこのような不調を感じる事があります。
ファスティングは、脳や心、身体全てを健康にしていくための方法ですが、
変化を伴う分だけ、辛いこともあります!
- 健康法なのに、なんでこんなデメリットのような事があるの!?
- 改善方法や対策方法はないの!?
って思うかもしれないので、
今回の記事では、
ファスティングのマイナス面でもある『デメリット』と、その対策方法についての内容です!
ファスティングの効果やメリットについてはこちらに詳しく書いてあります。↓
ファスティングの意味は断食で、断食と聞くと身体に悪そうとか不健康そうとか思われますが、今の飽食の時代では、半日や1日程度の断食や空腹状態は、かえって健康的な効果やメリットをたくさんもたらしてくれます。空腹の必要性につ[…]
【理由別】ファスティングのデメリット(欠点や短所)を知り、解消する方法
ファスティングは断食であり、食を断つからには身体はそれなりの変化があるため、心身に対して良いことも多々ありますが、
実際に辛いと感じる事もあります。
その辛いと言う理由は主に、
・断食の辛さがストレスになる
・ファスティング前後の食事制限をする辛さ(これがまた辛い)
・世間の目、評価が気に障る
・頭痛や眠気、倦怠感がある場合もある
・リバウンドしやすい
・筋肉量が落ちる(カタボリック)
・便秘になる可能性もある
・お金がかかる事がある
などなど、
今回はデメリット(欠点や短所)とそれらを少しでも回避する対策、解消方法について。
ファスティングでも他の健康法やダイエット法など全てに当てはまることですが、
それは完璧な物事なんて事はこの世にないと言う事です。
【万人に当てはまる方法論は存在しない】
そのままの意味なんですが、100%これが正しいみたいなモノはこの世にないんですね。
もちろんそれと同時に完璧なものなんてものもありません。
この世の中には万人に当てはまる方法論なんてありません。
古代からの哲学者達がどれだけ試行錯誤繰り返し思い考えてもそれには行き着かなかったほどです。
ですので、
ファスティングにも個人にとって良し悪しもあり、
ファスティングに限らず美容や健康方法も知識をつけるために調べて自分の頭で考え、試行錯誤して自分に合う方法を見つける事が望ましいです。
ファスティングでよくあるデメリット(欠点や短所)とは?
ファスティングのデメリットとその理由、それを少しでも解消しやすい方法を理由別に載せていきます。
1つ目はもう言わずものがな、
①断食が辛い
ファスティングのデメリット代表はまさにこれで、断食中のストレスです。
いつも普通にご飯を食べていたのに、そのご飯が食べれない!
準備期間を作り、緩やかにファスティング期に移行していたとしても、やはりこの断食期は辛いです。
ファスティング中は食べ物はもちろん、コーヒーやジュースもダメで、NO嗜好品です。
食と言う生きていくために必要な栄養素の摂取や楽しみを制限されるため、
ファスティングを実行するには楽しみをもって取り組むだけでなく、それなりに気合いも入ります。
ただ、
この断食を我慢と捉えると辛く感じやすく、ストレスに感じてしまいイライラしてしまいます。
断食を我慢と捉えると、ストレスホルモンと言われるコルチゾールの分泌量が増え、
脂肪燃焼しにくい身体になるうえに免疫力の低下を招き風邪などウイルスにやられやすくなります!
断食の辛さを回避する方法
- 何か口にしたいと思ったらすぐ【水を飲む!!】
水を飲む事でお腹を膨らまし、気持ちをごまかす。
- 酵素ドリンクを摂取する。
身体は栄養素が足りなくなると飢餓状態にもなるので、酵素ドリンクを飲み必要な栄養素を摂取することで気持ちとは別ではあるが、身体の反応は少し抑えられます。
- 深呼吸して心を落ち着ける。
- ファスティング期の日数を1日だけ、もしくは半日から行うなどして無理せずコントロールして調整する。
- 辛すぎたらスープや、そのまま優しい食事にして終わらしても良し!とし、
終わらしたとしても、また日を置いてファスティングすればいいと考え、重たく受け止めすぎず行うのがいいですね。
- なりたい自分を想像したり、ファスティングをする目標を思い出したりしてモチベーションを高めるようにするのも有り!
断食を軽減してできるだけ気負いしないように工夫して楽しみながらするのがいいですね。
ツラい時は深呼吸と書きましたが、マインドフルネスもオススメです。
マインドフルネスが疲労回復や脳のパフォーマンスアップ、うつ症状の改善など心の働きにも効果的な事をご存知でしょうか?ヨガや禅の世界ではもちろん、今ではスポーツやビジネス業界でも効果があると言われ、書店にもマインドフルネス専門の書籍[…]
マインドフルネスは自制心を整え心を落ち着けたり自分の現在の状態を俯瞰して観察しやすくなるため、ファスティングのデメリット解消にはかなり相性の良い方法です。
他にも、断食時間中に空腹感を抑える方法もありますので、こちらも参照下さい↓
②準備期間と回復期間の辛さ
この期間は食べるもので身体の負担にならないよう、
胃の負担や消化酵素も使いすぎない、消化の良い食べ物を少しずつ食べていく期間です。
この期間はご飯を食べれると思ってしまう事と、少し食べしまう事で余計に食欲が増してしまいやすく、
慣れてる人はこっちの方がしんどいと言う人もいるくらいです。
辛さを減らす方法は、
これも同じように、日数を減らす事。
そして、あれとこれしか食べたらダメであれも禁止、、、
ではなく、少しは食べても良いんだ!と思う事。
気持ち的に割りきれないのは欲望による辛さからで、実際に辛いのはやはり本断食の期間です。
その欲望に惑わされないためにも、食べても良い、食べれるんだ!!と、良いとこに目を向けるように意識する。
実際、消化に良いものは少し食べても大丈夫!なので、スープなどで誤魔化したりしながら乗り越えて行きましょう。
以前にファスティングのやり方やルールの記事内で書いた、
まごわやさしい
を使った料理を意識し、それを工夫してアレンジすることで、かなり楽しい期間に変わってきます。
準備期間や回復期間でも、
- 食材をアレンジして行う旅に料理の腕も上がる
- 限られた食材を飽きないように工夫することで、料理のレパートリーが増える
- 食材に対しての知識も増える
などなど、
自分にとってプラスになると思いながら準備期間と回復期間を過ごすと、ファスティングも楽しく行う事ができます。
工夫して楽しみながらするのが楽しくできていいですね。
ファスティングのやり方や、準備食や回復食については、こちらにも詳しく書いてあります↓
そして、ここでもマインドフルネスがオススメです。
スープ1つにしてもじっくり味わう事で満足感も得られやすく、
食事を観察しながら行う食べる瞑想では瞑想効果も得られるため、
もし軽い食事で欲望に負けそうな時は、マインドフル・イーティングをしてみると欲望に打ち勝ちやすくなります。
マインドフルネス瞑想はストレス対策や集中力の向上としてよく聞きますが、瞑想方法には座禅を組んだ方法やマントラを唱えながら行う方法など、歩く瞑想方法までもあり瞑想にはたくさんの種類や方法があります。その数ある瞑想方法の中には食[…]
③世間の目や評価が気にかかる
ファスティングの事を年齢が高めの人に簡単に伝えると、少し違和感のある事を言われたり変な目で見られると言うのもたまに聞きます。
今の30代40代の人が若い頃くらいまでは、朝昼晩と1日3食食べる事が常識で当たり前の時代でした、
更に年配の方は、
戦時中や戦後なんて食べ物を食べる事事態が必死だった時を知っています。
食べ物を敢えて抜いて、しかも1日~3日何も食べない状態などは考えられないそうですね。
しんどいとか眠いとか、何かあるとすぐに「食べてへんからや~」と言われる事もあるそうです。
この場合の対処法は1つしかありません、、
ファスティングの知識をつけて、とにかくしっかり説明する事です!
分からなければ否定的に捉えられてしまうのは仕方がないので、しっかりと説明して分かってもらうしかないです!
そして、
自分が信じて本気で行っている事はファスティングの事を知らない他人に何を言われようと自信をもつようにする事です。
自分を信じてるから自信なんです。
何を言われても大丈夫なように、
自信がもてるよう、その自信が揺るがないように自分自身もファスティングの事について知っていくことが1番良い方法です。
自信をもって取り組んでいる姿勢が伝わればそれも相手の考えを変えるきっかけにもなります。
④頭痛や眠気、倦怠感がある場合も
慣れていない場合や、普段から食事の時間が乱れていたり間食のクセがある人は特にこの症状が出やすいです。
好転反応とも言われるのですが、
人には貯蓄エネルギー(グリコーゲンや脂肪酸)と言うものがあり、
少しくらい食事をしなくても活動エネルギーを自分で作り出して動ける事ができます。
ただし!!
今までこの貯蓄エネルギーを使わず外部からの摂取エネルギーばかりで活動していて、
自分の貯蓄エネルギーを使わないようなクセで生きていたなら、
その自発的なエネルギーを上手く作りだせず、脳の急なエネルギー不足で身体が反応してしまい、倦怠感や眠気、起こります!
これらを解消する方法は、
まずは,水の摂取と、酵素ドリンクの摂取です。
飲む酵素ドリンクも、メーカーによって製造過程が違い、含まれている酵母菌の量や栄養素の量が違います。
できるだけちゃんとした栄養素のあるものにすれば、ビタミン、ミネラル、体内での酵素活性が上手いこと働いて栄養素の確保もできるため、水分と酵素ドリンクの摂取をする事と、
そして何より重要なのが、慣れないうちは安静にする時間を確保するのがいいです。
断食と低血糖については、こちらの記事に詳しく書いています↓
⑤リバウンドしやすい(体重が増えやすくなったり、増えやすく感じる)
バーンアウトと言う言葉がありますが、ファスティング終了後はバーンアウトしやすい事です。
バーンアウトは燃え尽き症候群のことで、
ダイエットを気にしている人にとっては、ファスティングは終わった後が1番危ない時期なんです。
とりあえず勢いでファスティングを終えると、頑張った自分へのご褒美!!
と、なりやすく我慢した分ご褒美が豪華になりやすくなります。
ファスティングが終わったからと言って、揚げ物や糖質などをバンバン食べたりしていては、
結局リバウンドしてしまったり、内臓を荒らしてしまう原因にもなってしまいます。
と、こんな感じで、
ファスティング後が1番食べやすい時期であり、身体的にも1番太りやすくリバウンドしやすい時期となっています。
体重が増えたと感じたり、増えやすくなっている理由としては、
・ファスティング終わりで食べても良いと、心のリミッターが外れる事
・我慢したあとの解放感
・ご飯が美味しく感じる
・ファスティングに慣れていない状態だと、ファスティング後でも食欲増進ホルモンの分泌が盛んになる
・胃腸が綺麗になり吸収力があがるため。
・実際、痩せているのは一時的な水分量の低下や、デトックスや食事を抜いていた事によるものであるため。
と、言う理由があるため、
ファスティング後にはリバウンドしやすくなるので注意点が必要です!
リバウンドしないコツは、
ファスティング後の普段の生活でも食事内容は意識し、スクワットなどの軽い筋トレを行い、下半身の筋肉をつけて代謝量が高い身体作りをする。
下半身を鍛えるトレーニングで有名なのは【スクワット】ですが、スクワットにはたくさんの美容健康効果があります。スクワットを正しく行うだけで短時間でも下記のようなたくさんの効果が得られます。 短時間でも得ら[…]
そして、朝食抜きなどのプチファスティングやリーンゲインズなどをそのまま定期的に続ける事です。
これは根本からの体質改善に繋がり、
根本からの自発的エネルギーを使いやすい身体にしていけば、
ホルモンの働きが正常化し、自ずと食べる量が減ってきます。
更に!
継続していくうちに、
食事や栄養の事、身体の事にも少し興味でてきたり知識も増える事によって、気付けば食事内容に気を付けようとしていきます。
⑥やり方によって筋肉が落ちる(カタボリックになる)
これは糖新生による働きで、
ファスティングを半日越えたぐらいから、
身体は脂肪を分解して脂肪酸とグリセロールをエネルギー源として活動していきます。
この時に脂肪が減っていきやすくなるのですが、
その脂肪酸をエネルギーとして使うためには筋肉中のアミノ酸を使用するため、筋肉の量が減っていきやすくなります。
筋肉を減らさず痩せたい人は
ファスティングは半日、長くて1日までにする事。
酵素ドリンクもアミノ酸でたんぱく質になるため、良質な酵素ドリンクの摂取や飲みやすい良質なプロテインなどを摂取してみるのもいいですね。
※酵素ドリンクやプロテインは細胞をキレイにするオートファジー効果はストップさせてしまいますが、
ファスティングの目的である内臓機能の回復効果やデトックス、代謝酵素を高める効果には変わりありません。
⑦便秘
これは人によりますが、
- 断食による水分不足
- 食事をして咀嚼する行為がなくなる
そして、食べ物が身体に入ってこない分だけ腸への刺激が減り、便の量もおのずと減りやすくなります。
食べ物が体内に入ってこず消化しない状態、そして食べ物を欲する飢餓状態だと自律神経も交感神経よりに働き、胃腸の働きにも影響していきます。
対処法としては、
水分をこまめにしっかり摂る!ようにすることです。
水分の摂取は胃腸への刺激にもなり、ミネラルも含んでいるため宿便を柔らかくし、排泄にも繋がります。
そして、安静にできる時間の確保もしていた方が副交感神経をあげ、内臓の働きが活発になるため身体のデトックス機能を上げてくれます。
⑧お金がかかることもある
何も食べなければお金がかかることはありませんが、酵素ドリンクなどを使用する場合は多少お金がかかることもあります。
ただ、これは捉え方次第で、
食品の分を酵素ドリンクに当ててると思えばそんなに変わらないかと思いますので、捉え方を変えてみるといいかもしれません。
酵素ドリンクが高いと感じるのであれば、
- 甘酒
- コールドプレスジュース
でも代用は可能です!
と言うか、酵素ドリンク云々より、
ファスティングによって知識を得て、食事内容がジャンキーなものから健康的なものに変わる事でお金がかかりやすいと言うこともあります。
でもこれは良いことでもありますよね♪
ファスティングではファスティングの事について調べたり、準備期間や回復期間などを過ごしたりしていく度に知識として自分の実になります。
そうなる事でファスティングが終わった後でも栄養や食べ物に気を使うようになり、
安くて便利なインスタントの加工食品を少し控えたりするようになりやすく、
その代わりに野菜やフルーツ、魚や肉など栄養素を気にしだしたりなどして、食事に対しての考えが根本から改善しやすくなります。
と言う感じで、ファスティングをする前よりお金がかかることもあります。
ですが、それは体に良いことをしている、身体はもちろんの事、脳も食べ物で作られています。
その食べ物の質を多少お金がかかってもいい方向に変える事は身体や心の安定に繋がります。
そうなれば今よりもっと楽しい人生になり、仕事の生産性も上がりし、使った分は稼げるようになる!
そう思えば凄く良いことだと思いますので、この対処法は考え方、捉え方を変える事で損をした気にはならなくなります。
他にも続けやすくする方法↓
ファスティングにもデメリットはありますが、それ以上に素晴らしい効果やメリットもあるので、
1つ1つ向き合ってデメリット対策を施してファスティングを楽しんでできるようにし、美しく楽しく幸せな人生にしていきたいですね。