断食(空腹)中は集中力が高まる!
ファスティングやプチ断食なんかで意図的に空腹状態をつくると、
「お腹が減って仕事とかに集中できないんじゃないの!?」
って思ってる人も多くいますが、空腹状態は脳を活性化させ記憶力や集中力を高めてくれる効果があります!
ってことで、今回は、
- 断食(空腹)で集中力が高まる理由(ホルモンの働きについても解説)
- オススメのプチ断食方法
- 断食をするタイミング
などについての内容です。
断食による空腹状態が集中力を高める!理由の解説と『プチ断食』の勧め
有名な言葉で、
「腹が減っては戦はできぬ」
と言う言葉がありますが、
食糧難とまではいかなくても、一昔前くらいの時代では上記のような言葉は良いかもしれませんが、
ご飯を食べてお腹いっぱいになったら眠くなる事が多いし、
現代の日本では飽食と言われる時代なので、むしろ「満腹では戦はできぬ」って言葉の方が必要なのでは?
って感じがします。
こう言った言葉を昔から聞いている人は、
「ご飯を食べないと力が出なくなる」
とか、
「ご飯は抜いたら体に悪い」
とか思っている人も多くいますよね。
しかし、人間の体ってそんな事はないんですね。
もちろん、エネルギーとなる栄養がなければ体は動きにくく弱ってきますが、それは極度の空腹状態が続いた時で、
数時間程度なにも食べなかったとしても、それが病的な状態でなければ全く問題ないように人間の身体はつくられています。
数時間程度の空腹は問題ない!
食事を抜いたらエネルギーがなくなるのでは!?
って感じですが、
上記で問題ないと言ったように、病気ではなく健康な状態であれば数時間食事からの栄養が摂れなくても、
体内に貯めてあるグリコーゲン(糖質)をエネルギーとして使用できるので、ご飯を数時間食べなくても普通に生活できます。
しかも、貯蓄糖質のグリコーゲンもなくなれば、
自分の脂肪や筋肉を分解して糖を作り出し、それをエネルギーとして使用することができるようになっています。
と、ここで本題なんですが、
少しくらい空腹になっても大丈夫なのは分かったが、それが何で集中力を高めるの!?
って感じになりますよね。
それの答えは空腹によるホルモンの働きです。
空腹は脳を活性化させて集中力や運動能力を高める!グレリンの働きについても解説
当たり前のことですが、
断食すれば空腹状態になります。
空腹になって先程の貯蓄糖質がなくれば、身体は糖質(エネルギー)不足として生命の危機的状況!!
と判断してしまいます。
この時、身体は危機的状況でエネルギー(食事)をなんとかして摂るように!!
と、食欲増進ホルモン、飢餓ホルモンとも言われる、『グレリン』を胃から分泌させます。
食欲増進ホルモン『グレリン』の身体への働き
この『グレリン』による身体への作用は、
- 食欲の増進
- 脂肪の蓄積
この2つだけ聞くとダイエットしている人にとってはやっかいでイヤなホルモンだなぁって思いますが、
グレリンは食欲を増進させることで栄養を摂らせるように働きかけ、
栄養がない時でも脂肪を使ってエネルギーを作れるようにしてくれるかなり大切なホルモンです。
そして、グレリンの他の作用は、
- 身体を修復してくれる成長ホルモンの分泌を促す
- インスリンの分泌を調整して血糖値を安定させる
- 胃酸を分泌して消化を促進してくれる
- 胃腸などの消化器官の運動(蠕動運動)を活発にして排泄機能を高める
- 運動意欲も高めて筋出力も高める
- 脳を活性化させて記憶力や集中力を高める
と言った働きがあります。
人間は空腹によって飢餓状態になると、『飢え』と言う生命の危機から身を守るために、
『集中力』や『運動能力』『判断力』などの機能を高めてくれます。
一言で言うなら、このグレリンの分泌が集中力を高めてくれる!と言うことです。
集中力を高める(グレリンを分泌させる)にはプチ断食がオススメ!
この素晴らしいホルモン、グレリンの分泌を促す方法は空腹状態をつくることなので、
意図的に数時間断食すればいいってことになります。
ただし、極度の食事制限をすればホルモンバランスも乱れてグレリンの過剰分泌にもなりストレスとなってしまうため、
完全な断食と言うよりは『プチ断食』の実践がオススメです。
集中力をあげるプチ断食のやり方
集中力を高め、尚且つダイエットにも効果的で栄養不足にもならないプチ断食は、
『リーンゲインズ』か『8時間ダイエット』の『16時間断食』がオススメです。
『5:2ダイエット』もプチ断食ではオススメなのですが、仕事で集中力が毎日必要となると、
毎日継続できる『16時間ダイエット』が良いかと思います。
やり方はシンプルで、
- 1日に12~16時間の断食時間をつくる
- ウォーキングやヨガ、ピラティスなどの軽めの運動を取り入れる
簡単に言うと、これだけです。
この断食中にグレリンが分泌されて集中力が高まっていきます。
リーンゲインズの詳しいやり方はこちら↓
8時間ダイエットの詳しいやり方はこちら↓
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集中力を高める16時間断食のタイミング
断食時間は個人の状態や生活スタイルにもよって変わってきますが、
- ダイエット目的
- 日中の仕事の生産性を高めたい
などの場合は、断食時間を寝る2時間前くらいから開始するのがオススメです。
23時に就寝の場合は、
- 21:00~13:00まで断食
- 13:00~21:00までの間に食べる
と言った感じです。(多少の時間のずれは問題ない)
これだと朝食抜き程度の断食になり、
午前中の空腹状態によって脳が活性され、仕事や勉強の効率も高まり、寝ている間の代謝も高まるので、
断食するには良いタイミングかと思います。
プチ断食で朝食を抜いた方が良い理由についてはこちらを参照↓
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プチ断食は集中力を高めQOLを向上させる
断食による空腹状態が脳を活性化させ、
- 集中力や記憶力の向上
- 運動能力の向上
- 内臓機能も高まって健康的になる
などと言った効果があり、
それを得る事ができれば、仕事もしっかりこなして尚且つ健康的で元気に過ごしやすくなります。
その心身共に健康的な状態が生活全体の質を向上させ、人生において満足感を得やすくなります。
もし上手くいかない場合でも、身体が健康的で必要な時に脳力が活性されれば、ピンチな状態でも戦う力を身体は与えてくれます。
自己啓発なども良いですが、
プチ断食によって根本である身体が整えば自ずと心も整い、不思議と感情をも安定させてくれるので、
生活の質、人生の質と言われる『QOL』を向上させたいなら、プチ断食もかなりオススメです!
このサイトでは心や身体の健康、幸せな人生を歩むための方法などの情報を主に書いていますが、 それがタイトルでもメインにしている【ウェルネス】と言う言葉です。 ウェルネスはヘルス(健康)と言う意味にも使われたりしますが、ただ病気がな[…]
断食(空腹)と集中力のまとめ
- 多少の空腹でも身体しっかり動く
- 空腹によって集中力や記憶力は研ぎ澄まされる
- 集中力を上げるためにはプチ断食がオススメ
- オススメのプチ断食は『16時間断食』がやり易い
- 空腹(プチ断食)で心身が整いQOLが向上する
プチ断食に限らず、ファスティングなども1日や2日程度だと効果は分かりにくいですが、
数週間やってみると日中の眠気が前より少なくなっていたり、仕事もはかどっている事に気づくと思うので、
ダイエット以外にも、プチ断食に挑戦してみるのもオススメです♪